平成21年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問10
【問題10】
関係データベースの表において、検索速度を向上させるために、列 Z にインデックスを付与する。ア〜エは、列 Z の値が等しい行の数を示したものである。インデックスを付与することによって、1 行当たりの平均検索速度が最も向上するものはどれか。ここで、各行は等頻度で検索されるものとする。

【解説】
インデックスを使用することで検索速度が向上しますが、その効果は対象となる列の値の分布に依存します。具体的には、データが均等に分布している場合、インデックスによる検索速度の向上が最も効果的です。
ア
誤り。値が2値しかないためインデックスを十分に活かせません。
イ
誤り。値が2値しかないためインデックスを十分に活かせません。
ウ
誤り。値が偏って分布しているため、インデックスを十分に活かせません。
エ
正しい。各データ値が均等に分布しており、インデックスを使用することで全ての値に対する検索効率が向上します。
出典:平成21年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問10