平成22年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問2
【問題2】
表の所有者が、SQL 文の GRANT を用いて設定するアクセス権限の説明として、適切なものはどれか。
パスワードを設定してデータベースの接続を制限する。
ビューによって、データベースへのアクセス処理を隠ぺいし、表を直接アクセスできないようにする。
表のデータを暗号化して、第三者がアクセスしてもデータの内容が分からないようにする。
表の利用者に対し、表への問合せ、更新、追加、削除などの操作を許可する。
【解説】
ア: パスワードを設定してデータベースの接続を制限する。
誤り。パスワード設定は認証の仕組みであり、GRANT 文のアクセス権限設定ではありません。
イ: ビューによって、データベースへのアクセス処理を隠ぺいし、表を直接アクセスできないようにする。
誤り。ビューの利用はアクセス権限設定の補助的な仕組みであり、GRANT 文自体の説明には該当しません。
ウ: 表のデータを暗号化して、第三者がアクセスしてもデータの内容が分からないようにする。
誤り。データの暗号化はセキュリティ対策ですが、GRANT 文の機能ではありません。
エ: 表の利用者に対し、表への問合せ、更新、追加、削除などの操作を許可する。
正しい。GRANT 文は、表の利用者に特定の操作(例: SELECT, UPDATE, INSERT, DELETE)を許可するために使用されます。
【答え】
エ: 表の利用者に対し、表への問合せ、更新、追加、削除などの操作を許可する。
出典:平成22年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問2