平成23年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問2
2025年6月29日
【問題2】
データベースの関係モデルの候補キーの説明として,最も適切なものはどれか。ここで,極小の組とは,その組から属性が一つでも欠落すると唯一識別性を失ってしまう組をいう。
関係のタプルを一意に識別できる属性,または属性の組
関係のタプルを一意に識別できる属性,または属性の組で極小のもの
関係のタプルを一意に識別できる属性,または属性の組で極小のものの中から選んだ一つ
関係のタプルを一意に識別できる属性,または属性の組で極小のものの中から一つ選んだものの残り
【解説】
ア: 関係のタプルを一意に識別できる属性,または属性の組
誤り。候補キーには極小性の条件が含まれるため,この選択肢では不十分です。
イ: 関係のタプルを一意に識別できる属性,または属性の組で極小のもの
正しい。候補キーの定義として,極小性が含まれることを正確に述べています。
ウ: 関係のタプルを一意に識別できる属性,または属性の組で極小のものの中から選んだ一つ
誤り。候補キーは複数存在する可能性がありますが,「選んだ一つ」という表現は不要です。
エ: 関係のタプルを一意に識別できる属性,または属性の組で極小のものの中から一つ選んだものの残り
誤り。「残り」という表現が不適切であり,候補キーの定義から外れています。
【答え】
イ: 関係のタプルを一意に識別できる属性,または属性の組で極小のもの
出典:平成23年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問2