平成23年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問17
【問題17】
SQLにおいて、A表の主キーがB表の外部キーによって参照されている場合、行を追加・削除する操作の制限について、正しく整理した図はどれか。ここで、△印は操作が拒否される場合があることを表し、〇印は制限なしに操作できることを表す。
【解説】
A表の主キーがB表の外部キーによって参照されている場合の操作制限をまとめると以下の通りです。
- A表の追加: 制限なし(〇)。主キーを追加することは参照制約に影響を与えません。
- A表の削除: 操作が拒否される場合がある(△)。削除対象の主キーがB表から参照されていると削除できません。
- B表の追加: 操作が拒否される場合がある(△)。挿入する外部キーがA表に存在しない場合、制約違反となります。
- B表の削除: 制限なし(〇)。外部キー削除はA表に影響を与えません。
選択肢の検討:
- ア: 上記の説明通り。正しい。
- イ: A表・B表ともに制限なし(〇〇)。制約無視で不適切。
- ウ: A表追加△, A表削除〇は不適切。B表追加〇も不適切。
- エ: 全て△△で制約過剰。不適切。
出典:平成23年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問17