平成23年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問20
【問題20】
分散データベースにおける"複製に対する透過性"の説明として、適切なものはどれか。
それぞれのサーバのDBMSが異種であっても、プログラムはDBMSの相違を意識する必要がない。
一つの表が複数のサーバに分割されて配置されていても、プログラムは分割された配置を意識する必要がない。
表が別のサーバに移動されても、プログラムは表が配置されたサーバを意識する必要がない。
複数のサーバに一つの表が重複して存在していても、プログラムは表の重複を意識する必要がない。
【解説】
ア: それぞれのサーバのDBMSが異種であっても、プログラムはDBMSの相違を意識する必要がない。
誤り。これは「異機種に対する透過性」に関する説明です。
イ: 一つの表が複数のサーバに分割されて配置されていても、プログラムは分割された配置を意識する必要がない。
誤り。これは「分散に対する透過性」に関する説明です。
ウ: 表が別のサーバに移動されても、プログラムは表が配置されたサーバを意識する必要がない。
誤り。これは「場所に対する透過性」に関する説明です。
エ: 複数のサーバに一つの表が重複して存在していても、プログラムは表の重複を意識する必要がない。
正しい。これは「複製に対する透過性」に関する正しい説明です。
【答え】
エ: 複数のサーバに一つの表が重複して存在していても、プログラムは表の重複を意識する必要がない。
出典:平成23年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問20