平成25年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問6
2025年6月30日
【問題6】
SQLのSELECT文の選択項目リストに関する記述として,適切なものはどれか。
集約関数で指定する列は,GROUP BY句で指定した列でなければならない。
表の全ての列を指定するには,全ての列名をコンマで区切って指定しなければならない。
【解説】
ア: 指定できるのは表の列だけである。
誤り。SELECT文では,表の列に加えて定数や計算式,関数の結果なども指定できます。
イ: 集約関数で指定する列は,GROUP BY句で指定した列でなければならない。
誤り。集約関数で指定する列そのものは,GROUP BY句に含める必要はありませんが,非集約列はGROUP BY句で指定されていなければなりません。
ウ: 同一の列を異なる選択項目に指定できる。
正しい。同じ列を異なる名前や加工を施して複数回指定することが可能です。例えば,`SELECT col, UPPER(col) FROM table;` のように指定できます。
エ: 表の全ての列を指定するには,全ての列名をコンマで区切って指定しなければならない。
誤り。表の全ての列を指定する場合は,ワイルドカード(`*`)を使えば良いです。
【答え】
ウ: 同一の列を異なる選択項目に指定できる。
出典:平成25年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問6