平成25年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問25
【問題25】
SOA(Service Oriented Architecture)でサービスを設計する際の注意点のうち、適切なものはどれか。
可用性を高めるために、ステートフルなインターフェースとする。
業務からの独立性を確保するために、サービスの命名は役割を示すものとする。
業務の変化に対応しやすくするために、サービス間の関係は疎結合にする。
セキュリティを高めるために、一度開発したサービスは再利用しない方がよい。
【解説】
ア: 可用性を高めるために、ステートフルなインターフェースとする。
誤り。ステートフルなインターフェースは可用性を低下させる可能性があります。SOAでは通常、ステートレスなインターフェースが推奨されます。
イ: 業務からの独立性を確保するために、サービスの命名は役割を示すものとする。
誤り。命名規則の重要性はありますが、業務からの独立性を確保するためには、サービスの設計や依存関係の管理が主な要点です。
ウ: 業務の変化に対応しやすくするために、サービス間の関係は疎結合にする。
正しい。サービス間の関係を疎結合にすることで、業務の変化に柔軟に対応でき、システム全体の維持管理がしやすくなります。
エ: セキュリティを高めるために、一度開発したサービスは再利用しない方がよい。
誤り。再利用可能なサービスはセキュリティ対策を一度施すことで、他のサービスでもその効果を享受できるため、再利用が推奨されます。
【答え】
ウ: 業務の変化に対応しやすくするために、サービス間の関係は疎結合にする。
出典:平成25年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問25