平成26年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問9
2025年6月30日
【問題9】
関係 R, S の等結合演算はどの演算によって表すことができるか。
【解説】
等結合演算
等結合演算は、2つの関係 R と S の直積を求めた後、指定された条件(等値条件)に基づいて行を選択することで得られます。等結合演算は以下の手順で実現されます:
- R と S の直積を計算する(全ての組み合わせを作成)。
- 直積の結果から、指定された条件を満たす行を選択する。
ア: 共通
誤り。共通(intersection)は、2つの関係の共通部分を求める演算であり、等結合演算ではありません。
イ: 差
誤り。差(difference)は、片方の関係に含まれる行からもう片方の関係に含まれる行を引く演算であり、等結合演算ではありません。
ウ: 直積と射影と差
誤り。直積と射影と差の組み合わせでは、等結合演算を正確に表現することはできません。
エ: 直積と選択
正しい。等結合演算は、まず直積で全ての組み合わせを作り、次に選択で条件を満たす行を抽出することで実現されます。
出典:平成26年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問9