平成26年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問15
【問題15】
DBMS において,デッドロックを検出するために使われるデータ構造はどれか。
【解説】
ア: 資源割当表
誤り。資源割当表は、資源がどのトランザクションに割り当てられているかを管理しますが、デッドロックの検出には直接使われません。
イ: 時刻印順管理表
誤り。時刻印順管理表はトランザクションの整合性を保証するためのタイムスタンプ管理に用いられるもので、デッドロック検出とは関係がありません。
ウ: トランザクションの優先順位管理表
誤り。優先順位管理表はトランザクションのスケジューリングを行うためのもので、デッドロック検出には直接関与しません。
エ: 待ちグラフ
正しい。待ちグラフ(Wait-for Graph)は、トランザクション間の依存関係をグラフ構造で表したもので、循環(サイクル)が存在するかどうかを確認することでデッドロックを検出することができます。
出典:平成26年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問15