平成26年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問18
【問題18】
データマイニングに関する説明として,適切なものはどれか。
基幹業務のデータベースとは別に作成され,更新処理をしない時系列データの分析を主目的とする。
個人別データ,部門別データ,サマリデータなど,分析者の目的別に切り出され,カスタマイズされたデータを分析する。
スライシング,ダイシング,ドリルダウンなどのインタラクティブな操作によって多次元分析を行い,意思決定を支援する。
ニューラルネットワークや統計解析などの手法を使って,大量に蓄積されているデータから,顧客購買行動の法則などを探し出す。
【解説】
ア: 基幹業務のデータベースとは別に作成され,更新処理をしない時系列データの分析を主目的とする。
誤り。これはデータウェアハウスに関する説明であり,データマイニングの説明ではありません。
イ: 個人別データ,部門別データ,サマリデータなど,分析者の目的別に切り出され,カスタマイズされたデータを分析する。
誤り。これはOLAP(オンライン分析処理)に関連する内容であり,データマイニングではありません。
ウ: スライシング,ダイシング,ドリルダウンなどのインタラクティブな操作によって多次元分析を行い,意思決定を支援する。
誤り。これもOLAPの機能に関する説明であり,データマイニングの説明ではありません。
エ: ニューラルネットワークや統計解析などの手法を使って,大量に蓄積されているデータから,顧客購買行動の法則などを探し出す。
正しい。データマイニングとは,AIや統計手法を活用して大量のデータから法則性やパターンを抽出するプロセスを指します。
【答え】
エ: ニューラルネットワークや統計解析などの手法を使って,大量に蓄積されているデータから,顧客購買行動の法則などを探し出す。
出典:平成26年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問18