平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問10
2025年6月30日
【問題10】
更新可能なビューの定義はどれか。ここで、ビュー定義の中で参照する基底表は全て更新可能とする。
【解説】
ア: ビュー定義に DISTINCT を含む場合、ビューは更新不可能です。
誤り。DISTINCT は結果セットに重複のないデータを作成しますが、これが元の基底表にどのように対応するかが不明確となるため、ビューは更新不可能です。
イ: GROUP BY を含むビューは、集約操作を含むため更新不可能です。
誤り。GROUP BY は集約操作を行うため、集約されたデータは基底表の個々の行と対応しないため、ビューは更新不可能です。
ウ: WHERE 条件はビューの更新性を妨げません。
正しい。WHERE 条件を使用したビューは、基底表の1対1のマッピングを保持し、条件に一致する行のみを対象とするため、更新が可能です。
エ: HAVING を含むビューは更新不可能です。
誤り。HAVING はグループ化されたデータをフィルタリングするため、基底表との対応が不明確となり、ビューは更新不可能です。
【答え】
ウ: WHERE 条件はビューの更新性を妨げません。
出典:平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問10