平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問12
【問題12】
関係代数における直積に関する記述として,適切なものはどれか。
ある属性の値に条件を付加し,その条件を満たす全てのタプルの集合である。
ある一つの関係の指定された属性だけを残して,他の属性を取り去って得られる属性の集合である。
二つの関係における,あらかじめ指定されている二つの属性の2項関係を満たす全てのタプルの組合せの集合である。
二つの関係における,それぞれのタプルの全ての組合せの集合である。
【解説】
ア: ある属性の値に条件を付加し,その条件を満たす全てのタプルの集合である。
誤り。これは関係代数における選択(Selection)の操作を表しています。
イ: ある一つの関係の指定された属性だけを残して,他の属性を取り去って得られる属性の集合である。
誤り。これは関係代数における射影(Projection)の操作を表しています。
ウ: 二つの関係における,あらかじめ指定されている二つの属性の2項関係を満たす全てのタプルの組合せの集合である。
誤り。これは関係代数における結合(Join)の操作を表しています。
エ: 二つの関係における,それぞれのタプルの全ての組合せの集合である。
正しい。これは関係代数における直積(Cartesian Product)の操作を正確に表しています。
【答え】
エ: 二つの関係における,それぞれのタプルの全ての組合せの集合である。
出典:平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問12