平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問15
【問題15】
関係AとBに対して和集合演算が成立するための必要十分条件はどれか。
同じ属性名でドメインが等しい属性が含まれている。
次数が同じで,対応する属性のドメインが等しい。
濃度(タプル数)が同じで,ドメインが等しい属性が少なくとも一つ存在する。
【解説】
ア: 同じ属性名でドメインが等しい属性が含まれている。
誤り。和集合演算の条件としては不十分です。属性名だけでなく、ドメインがすべて一致している必要があります。
イ: 次数が同じで,対応する属性のドメインが等しい。
正しい。和集合演算が成立するためには、関係AとBの属性の数(次数)が一致し、対応する属性のドメイン(データ型)が等しいことが必要です。
ウ: 主キー属性のドメインが等しい。
誤り。主キー属性のみが条件では和集合演算を成立させる要件を満たしません。
エ: 濃度(タプル数)が同じで,ドメインが等しい属性が少なくとも一つ存在する。
誤り。タプル数(濃度)は和集合演算の条件ではなく、すべての属性のドメインが一致する必要があります。
【答え】
イ: 次数が同じで,対応する属性のドメインが等しい。
出典:平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問15