平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問21
【問題21】
DNSサーバに格納されるネットワーク情報のうち,外部に公開する必要がない情報が攻撃者によって読み出されることを防止するための,プライマリDNSサーバの設定はどれか。
外部のDNSサーバにリソースレコードがキャッシュされる時間を短く設定する。
【解説】
ア: SOAレコードのシリアル番号を更新する。
誤り。SOAレコードのシリアル番号更新は,ゾーンファイルの変更を通知するためのもので,セキュリティ対策とは直接関係ありません。
イ: 外部のDNSサーバにリソースレコードがキャッシュされる時間を短く設定する。
誤り。キャッシュ時間の設定はデータ更新頻度に影響しますが,情報漏洩を防ぐ直接的な対策ではありません。
ウ: ゾーン転送を許可するDNSサーバを限定する。
正しい。ゾーン転送を許可するDNSサーバを制限することで,外部の攻撃者がネットワーク情報を取得するのを防止できます。
エ: ラウンドロビン設定を行う。
誤り。ラウンドロビン設定は負荷分散を目的としたもので,情報漏洩を防ぐための対策ではありません。
【答え】
ウ: ゾーン転送を許可するDNSサーバを限定する。
出典:平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問21