平成30年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問21
【問題21】
公開鍵暗号方式を使った暗号通信を n 人が相互に行う場合、全部で何個の異なる鍵が必要になるか。ここで、一組の公開鍵と秘密鍵は 2 個と数える。
【解説】
ア: n + 1
誤り。n + 1 は鍵ペアの数ではなく、ユーザ数と一致しません。
イ: 2n
正しい。公開鍵暗号方式では、各ユーザが公開鍵と秘密鍵を1組(2個)持つ必要があります。
各ユーザが自身専用の鍵ペアを持つため、n 人がいる場合は 2n 個の鍵(公開鍵 n 個 + 秘密鍵 n 個)が必要となります。
ウ: n(n – 1) / 2
誤り。これは各ユーザ間の通信経路数に対応する計算であり、鍵ペアの数ではありません。
エ: log₂n
誤り。log₂n は鍵の数とは関係がありません。
出典:平成30年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問21