平成31年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問7
2025年6月30日
【問題7】
第1正規形から第5正規形までの正規化に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正規形にする分解は全て関数従属性が保存される。
正規形にする分解は全て情報無損失の分解である。
第3正規形への分解では,情報無損失かつ関数従属性が保存される。
第4正規形から第5正規形への分解は自明な多値従属性が保存される分解である。
【解説】
ア: 正規形にする分解は全て関数従属性が保存される。
誤り。関数従属性が保存されるのは第3正規形までの分解です。第4正規形や第5正規形への分解では、関数従属性が保存されない場合があります。
イ: 正規形にする分解は全て情報無損失の分解である。
誤り。正規化の理論に従って行われる分解は情報無損失分解ですが、正しい手順に従わない場合、情報損失分解となることがあります。
ウ: 第3正規形への分解では,情報無損失かつ関数従属性が保存される。
正しい。第3正規形への分解では、情報無損失かつ関数従属性が保存されます。
エ: 第4正規形から第5正規形への分解は自明な多値従属性が保存される分解である。
誤り。第4正規形から第5正規形への分解では、自明でない多値従属性が保存されることがあります。
【答え】
ウ: 第3正規形への分解では,情報無損失かつ関数従属性が保存される。
出典:平成31年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問7