平成31年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問17
【問題17】
分散型データベースで結合演算を行うとき,通信負荷を最も小さくすることができる手法はどれか。ここで,データベースは異なるコンピュータ上に格納されて,かつ結合演算を行う表の行数が,双方で大きく異ならないものとする。
【解説】
ア: 入れ子ループ法
誤り。入れ子ループ法は単純な結合アルゴリズムですが,通信負荷が高くなりやすいです。
イ: インデックスジョイン法
誤り。インデックスを活用することで効率は向上しますが,データ転送量を最小化する手法ではありません。
ウ: セミジョイン法
正しい。セミジョイン法は,結合に必要な列だけを事前に送信することで,通信量を大幅に削減する手法です。
エ: マージジョイン法
誤り。マージジョイン法はソート済みデータの結合には効率的ですが,通信負荷削減には特化していません。
出典:平成31年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問17