平成31年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問21
【問題21】
迷惑メールの検知手法であるベイジアンフィルタの説明はどれか。
信頼できるメール送信元を許可リストに登録しておき,許可リストにないメール送信元からの電子メールは迷惑メールと判定する。
電子メールが正規のメールサーバから送信されていることを検証し,迷惑メールであるかどうかを判定する。
電子メールの第三者中継を許可しているメールサーバを登録したデータベースの掲載情報を基に,迷惑メールであるかどうかを判定する。
利用者が振り分けた迷惑メールと正規のメールから特徴を学習し,迷惑メールであるかどうかを統計的に判定する。
【解説】
ア: 信頼できるメール送信元を許可リストに登録しておき,許可リストにないメール送信元からの電子メールは迷惑メールと判定する。
誤り。これは許可リスト(ホワイトリスト)を使用した手法であり、ベイジアンフィルタではありません。
イ: 電子メールが正規のメールサーバから送信されていることを検証し,迷惑メールであるかどうかを判定する。
誤り。これは送信元の正当性を確認する手法(例: SPFやDKIM)であり、ベイジアンフィルタではありません。
ウ: 電子メールの第三者中継を許可しているメールサーバを登録したデータベースの掲載情報を基に,迷惑メールであるかどうかを判定する。
誤り。これはブラックリストを利用した手法であり、ベイジアンフィルタではありません。
エ: 利用者が振り分けた迷惑メールと正規のメールから特徴を学習し,迷惑メールであるかどうかを統計的に判定する。
正しい。ベイジアンフィルタは統計的な学習を基に迷惑メールを判定する手法です。過去のデータから迷惑メールと正規メールの特徴を学び、迷惑メールの確率を計算します。
【答え】
エ: 利用者が振り分けた迷惑メールと正規のメールから特徴を学習し,迷惑メールであるかどうかを統計的に判定する。
出典:平成31年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問21