平成31年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問23
【問題23】
Webシステムの負荷分散技術の一つである,ロードバランサ方式の特徴として,最も適切なものはどれか。
Webブラウザのキャッシュ機能によって負荷が均等に分散しない場合がある。
接続されたサーバの死活状態をロードバランサは考慮せずに選択する。
複数のサーバそれぞれにグローバルIPアドレスの固定割当てが必要になる。
ヘルスチェックに失敗しているサーバをロードバランサは選択しない。
【解説】
ア: Webブラウザのキャッシュ機能によって負荷が均等に分散しない場合がある。
誤り。Webブラウザのキャッシュ機能はロードバランサ自体の動作とは関係がなく、負荷分散の仕組みを説明するものではありません。
イ: 接続されたサーバの死活状態をロードバランサは考慮せずに選択する。
誤り。ロードバランサは通常、接続先のサーバの死活状態(稼働状況)を確認するためのヘルスチェック機能を備えています。
ウ: 複数のサーバそれぞれにグローバルIPアドレスの固定割当てが必要になる。
誤り。ロードバランサは通常、単一のグローバルIPアドレスで動作し、内部で負荷分散を行うため、サーバごとにグローバルIPアドレスを割り当てる必要はありません。
エ: ヘルスチェックに失敗しているサーバをロードバランサは選択しない。
正しい。ロードバランサの重要な機能の一つはヘルスチェックを行い、応答しないサーバや不具合のあるサーバを負荷分散の対象から除外することです。
【答え】
エ: ヘルスチェックに失敗しているサーバをロードバランサは選択しない。
出典:平成31年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問23