令和2年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問15
2025年6月30日
【問題15】
ビッグデータの処理に使用されるCEP(複合イベント処理)に関する記述として,適切なものはどれか。
多次元データベースを構築することによって,集計及び分析を行う方式である。
データ更新時に更新前のデータを保持することによって,同時実行制御を行う方式である。
分散データベースシステムにおけるトランザクションを実現する方式である。
連続して発生するデータに対し,あらかじめ規定した条件に合致する場合に実行される処理を実装する方式である。
【解説】
ア: 多次元データベースを構築することによって,集計及び分析を行う方式である。
誤り。これはOLAP(オンライン分析処理)に関する説明であり,CEPとは異なります。
イ: データ更新時に更新前のデータを保持することによって,同時実行制御を行う方式である。
誤り。これはバージョン管理や同時実行制御に関連する説明ですが,CEPの説明ではありません。
ウ: 分散データベースシステムにおけるトランザクションを実現する方式である。
誤り。これは分散データベースに関する説明であり,CEPの特徴ではありません。
エ: 連続して発生するデータに対し,あらかじめ規定した条件に合致する場合に実行される処理を実装する方式である。
正しい。CEP(複合イベント処理)は,ストリームデータや連続するイベントに基づいて,特定の条件が満たされたときにリアルタイムで処理を実行する技術です。
【答え】
エ: 連続して発生するデータに対し,あらかじめ規定した条件に合致する場合に実行される処理を実装する方式である。
出典:令和2年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問15