令和2年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問19
2025年6月30日
【問題19】
エクスプロイトコードの説明はどれか。
攻撃コードとも呼ばれ,ソフトウェアの脆弱性を悪用するコードのことであり,使い方によっては脆弱性の検証に役立つこともある。
マルウェア定義ファイルとも呼ばれ,マルウェアを特定するための特徴的なコードのことであり,マルウェア対策ソフトによるマルウェアの検知に用いられる。
メッセージとシークレットデータから計算されるハッシュコードのことであり,メッセージの改ざん検知に用いられる。
ログインのたびに変化する認証コードのことであり,窃取されても再利用できないので不正アクセスを防ぐ。
【解説】
ア: 攻撃コードとも呼ばれ,ソフトウェアの脆弱性を悪用するコードのことであり,使い方によっては脆弱性の検証に役立つこともある。
正しい。エクスプロイトコードは、ソフトウェアの脆弱性を利用して攻撃を行うためのコードです。ペネトレーションテストなどで正当な目的で使用される場合もあります。
イ: マルウェア定義ファイルとも呼ばれ,マルウェアを特定するための特徴的なコードのことであり,マルウェア対策ソフトによるマルウェアの検知に用いられる。
誤り。これはウイルス定義ファイルに関する説明であり、エクスプロイトコードではありません。
ウ: メッセージとシークレットデータから計算されるハッシュコードのことであり,メッセージの改ざん検知に用いられる。
誤り。これはメッセージ認証コード(MAC)の説明であり、エクスプロイトコードではありません。
エ: ログインのたびに変化する認証コードのことであり,窃取されても再利用できないので不正アクセスを防ぐ。
誤り。これはワンタイムパスワード(OTP)の説明であり、エクスプロイトコードではありません。
【答え】
ア: 攻撃コードとも呼ばれ,ソフトウェアの脆弱性を悪用するコードのことであり,使い方によっては脆弱性の検証に役立つこともある。
出典:令和2年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問19