令和4年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問10
2025年6月30日
【問題10】
和両立である関係 R と S がある。R ∩ S と等しいものはどれか。ここで、- は差演算、∩ は共通集合演算を表す。
【解説】
集合演算の基本
- 差集合 (A – B)
A – B は、集合 A に含まれ、かつ集合 B に含まれない要素の集合を表します。
- 共通集合 (A ∩ B)
A ∩ B は、集合 A と集合 B の両方に含まれる要素の集合を表します。
各選択肢の検討
ア: (R – S) – (S – R)
誤り。R – S は R に含まれるが S に含まれない要素、S – R は S に含まれるが R に含まれない要素です。これらを差し引くことで、共通部分にはならないため誤りです。
イ: R – (R – S)
正しい。R – S は R に含まれ、S に含まれない要素を除いた結果は、R ∩ S と一致します。
ウ: R – (S – R)
誤り。S – R は S に含まれ、R に含まれない要素を除いても、共通部分にはならないため誤りです。
エ: S – (R – S)
誤り。S – R は S に含まれ、R に含まれない要素を除いても、共通部分にはならないため誤りです。
出典:令和4年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問10