令和4年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問20
2025年6月30日
【問題20】
DLP (Data Loss Prevention) の機能はどれか。
特定の重要情報が漏えいしたことを想定して,重要情報の機密性の高さに基づいた被害額を事前に算出する。
特定の重要情報を監視して,利用者によるコピー,送信などの挙動を検知し,ブロックする。
特定の重要情報を利用者が誤って削除したときのために,バックアップデータを取得し,外部記憶媒体などに保管する。
特定の重要情報を利用者が削除したときに,重要情報が完全に削除されたことを示す消去証明書を発行する。
【解説】
ア: 特定の重要情報が漏えいしたことを想定して,重要情報の機密性の高さに基づいた被害額を事前に算出する。
誤り。これはリスク評価の一部として行われる可能性はありますが、DLPの機能ではありません。
イ: 特定の重要情報を監視して,利用者によるコピー,送信などの挙動を検知し,ブロックする。
正しい。DLP (Data Loss Prevention) は、機密情報が漏えいするのを防ぐため、データの監視、検知、制御を行います。情報の不適切な取り扱いや漏えいを防ぐためにコピーや送信の挙動を検知してブロックする機能が含まれます。
ウ: 特定の重要情報を利用者が誤って削除したときのために,バックアップデータを取得し,外部記憶媒体などに保管する。
誤り。これはデータバックアップシステムの機能に該当します。
エ: 特定の重要情報を利用者が削除したときに,重要情報が完全に削除されたことを示す消去証明書を発行する。
誤り。これはデータ削除の証明に関する機能であり、DLPの機能ではありません。
【答え】
イ: 特定の重要情報を監視して,利用者によるコピー,送信などの挙動を検知し,ブロックする。
出典:令和4年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問20