令和4年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問24
2025年6月30日
【問題24】
ソフトウェアの保守性を定量評価する指標として,適切なものはどれか。
(運用期間中に発生した不具合件数) ÷ (プログラムの規模)
(適正規模の基準を満たすプログラムの数) ÷ (プログラムの総数)
(テスト実施済みの分岐の数) ÷ (プログラムの総分岐数)
(プログラムの推定総エラー数) - (摘出エラー数)
【解説】
ア: (運用期間中に発生した不具合件数) ÷ (プログラムの規模)
誤り。この指標は、プログラムの規模あたりの不具合発生率を示しており、ソフトウェアの信頼性を評価する指標といえます。
イ: (適正規模の基準を満たすプログラムの数) ÷ (プログラムの総数)
正しい。ソフトウェアの規模が適切であるかを評価することで、保守性を定量的に評価できます。適正な規模のプログラムが多いほど、保守性が高いと判断できます。
ウ: (テスト実施済みの分岐の数) ÷ (プログラムの総分岐数)
誤り。これはテストカバレッジを示す指標であり、ソフトウェアテストの網羅度を評価するものです。
エ: (プログラムの推定総エラー数) - (摘出エラー数)
誤り。この指標は、残存バグ数を推定するものであり、ソフトウェアテストの進捗を評価する指標といえます。
【答え】
イ: (適正規模の基準を満たすプログラムの数) ÷ (プログラムの総数)
出典:令和4年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問24