令和6年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問11
【問題11】
関係 R, S に次の演算を行うとき、R と S が和両立である必要のないものはどれか。
【解説】
1. 和両立の意味
和両立とは、関係 R と S が同じ属性を持つ(スキーマが一致している)必要があることを指します。以下の演算で和両立が必要かどうかを確認します。
2. 各選択肢の検討
- ア: 共通集合
R と S の共通部分を求める演算です。同じ属性を持つ必要があるため、和両立が必要です。
- イ: 差集合
R から S を引く演算です。同じ属性を持つ必要があるため、和両立が必要です。
- ウ: 直積
R と S のすべての組み合わせを生成する演算です。異なる属性を持っていても計算可能であり、和両立の条件は不要です。
- エ: 和集合
R と S の和集合を求める演算です。同じ属性を持つ必要があるため、和両立が必要です。
3. 正解の選択肢
和両立が不要なのは、ウ: 直積 です。
出典:令和6年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問11