平成22年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問17
【問題17】
DBMS において,デッドロックを検出するために使われるデータ構造はどれか。
【解説】
ア: 資源割当表
誤り。資源割当表は、各トランザクションがどの資源を保持しているかを管理するもので、デッドロックの検出には直接的に使われません。
イ: 時刻印順管理表
誤り。時刻印順管理表は、トランザクションの順序を管理するために使われますが、デッドロックの検出とは直接関連しません。
ウ: トランザクションの優先順管理表
誤り。優先順位の管理は、デッドロック解消には役立つことがありますが、検出には適しません。
エ: 待ちグラフ
正しい。デッドロック検出のために最も一般的に使われるデータ構造です。待ちグラフは、トランザクション間の依存関係を表現し、サイクルが存在するかどうかを調べることでデッドロックを検出します。
出典:平成22年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問17