令和4年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問22
2025年6月30日
【問題22】
ストレージ技術におけるシンプロビジョニングの説明として,適切なものはどれか。
同じデータを複数台のハードディスクに書き込み,冗長化する。
一つのハードディスクを,OSをインストールする領域とデータを保存する領域とに分割する。
ファイバチャネルなどを用いてストレージをネットワーク化する。
利用者の要求に対して仮想ボリュームを提供し,物理ディスクは実際の使用量に応じて割り当てる。
【解説】
ア: 同じデータを複数台のハードディスクに書き込み,冗長化する。
誤り。これはRAID(Redundant Array of Independent Disks)の説明であり、シンプロビジョニングの説明ではありません。
イ: 一つのハードディスクを,OSをインストールする領域とデータを保存する領域とに分割する。
誤り。これはディスクのパーティショニングに関する説明です。
ウ: ファイバチャネルなどを用いてストレージをネットワーク化する。
誤り。これはSAN(Storage Area Network)に関する説明です。
エ: 利用者の要求に対して仮想ボリュームを提供し,物理ディスクは実際の使用量に応じて割り当てる。
正しい。シンプロビジョニング(Thin Provisioning)は、ストレージ容量を効率的に利用する技術であり、実際に必要な分だけ物理的なストレージ容量を割り当てます。
【答え】
エ: 利用者の要求に対して仮想ボリュームを提供し,物理ディスクは実際の使用量に応じて割り当てる。
出典:令和4年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問22