令和3年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問20
2025年6月30日
【問題20】
迷惑メールの検知手法であるベイジアンフィルタの説明はどれか。
信頼できるメール送信元を許可リストに登録しておき、許可リストにないメール送信元からの電子メールは迷惑メールと判定する。
電子メールが正規のメールサーバから送信されていることを検証し、迷惑メールであるかどうかを判定する。
電子メールの第三者中継を許可しているメールサーバを登録したデータベースの掲載情報を基に、迷惑メールであるかどうかを判定する。
利用者が振り分けた迷惑メールと正規のメールから特徴を学習し、迷惑メールであるかどうかを統計的に判定する。
【解説】
ア: 信頼できるメール送信元を許可リストに登録しておき、許可リストにないメール送信元からの電子メールは迷惑メールと判定する。
誤り。これはホワイトリスト方式の説明であり、ベイジアンフィルタではありません。
イ: 電子メールが正規のメールサーバから送信されていることを検証し、迷惑メールであるかどうかを判定する。
誤り。これはSPF(Sender Policy Framework)やDKIM(DomainKeys Identified Mail)などの技術に基づく方法の説明です。
ウ: 電子メールの第三者中継を許可しているメールサーバを登録したデータベースの掲載情報を基に、迷惑メールであるかどうかを判定する。
誤り。これはブラックリスト方式の説明であり、ベイジアンフィルタではありません。
エ: 利用者が振り分けた迷惑メールと正規のメールから特徴を学習し、迷惑メールであるかどうかを統計的に判定する。
正しい。ベイジアンフィルタは、過去のデータから迷惑メールと正規メールの特徴を学習し、統計的手法を用いて判定を行います。
【答え】
エ: 利用者が振り分けた迷惑メールと正規のメールから特徴を学習し、迷惑メールであるかどうかを統計的に判定する。
出典:令和3年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問20