平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問13
【問題13】
DBMSにおいて,トランザクション間でデッドロックが発生していることを検出するために使用するものはどれか。
【解説】
ア: 2相ロック
誤り。2相ロック(Two-Phase Locking)はトランザクションの整合性を保つためのロック制御方式ですが、デッドロックを検出するものではありません。
イ: 時刻印アルゴリズム
誤り。時刻印アルゴリズムはデッドロックの防止に使用される手法であり、検出には使用されません。
ウ: チェックポイント
誤り。チェックポイントはデータベースの復旧処理の効率化を目的としたもので、デッドロック検出には関係ありません。
エ: 待ちグラフ
正しい。待ちグラフ(Wait-for Graph)はトランザクション間のロック待ちの関係を表すグラフで、サイクル(循環)が発生しているかを確認することでデッドロックを検出します。
出典:平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問13