平成27年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問15

【解説】

B⁺木インデックスの特徴
– B⁺木インデックスは、範囲指定検索（例: BETWEEN 条件）に強く、データベースにおける順序を保ちながら効率的に検索できます。
– 否定条件（例: NOT）は、B⁺木インデックスでも利用できますが、特に効率的というわけではありません。

ビットマップインデックスの特徴
– ビットマップインデックスは、少数の異なる値（カーディナリティが低い列）を持つ列に適しています。
– AND や OR 操作はビットマップインデックスが得意とする検索です。
– 範囲指定検索（例: BETWEEN）は、ビットマップインデックスよりもB⁺木インデックスの方が一般的に有効です。

各選択肢の検討

ア: AND や OR 操作だけで行える検索は B⁺木インデックスの方が有効である。
誤り。AND や OR 操作はビットマップインデックスの方が効率的です。

イ: BETWEEN を用いた範囲指定検索はビットマップインデックスの方が有効である。
誤り。範囲指定検索は B⁺木インデックスの方が適しています。

ウ: NOT を用いた否定検索は B⁺木インデックスの方が有効である。
誤り。否定検索はビットマップインデックスの方が効率的です。

エ: 少数の異なる値をもつ列への検索はビットマップインデックスの方が有効である。
正しい。ビットマップインデックスはカーディナリティが低い列に適しており、少数の異なる値を持つ列への検索で効果を発揮します。