平成26年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問3

【解説】

ア: A表とB表の対応関係が1対1の場合，列aをB表に追加して外部キーとしてもよいし，列bをA表に追加して外部キーとしてもよい。
正しい。1対1の関係では、どちらの表に外部キーを追加しても正しく関係を表現できます。外部キーをA表に追加するかB表に追加するかは、設計方針や要件によります。

イ: A表とB表の対応関係が1対多の場合，列bをA表に追加して外部キーとする。
誤り。1対多の関係では、多側の表に外部キーを追加するため、A表ではなくB表に外部キーを追加するのが正しい設計です。

ウ: A表とB表の対応関係が多対多の場合，新しい表を作成し，その表に列aか列bのどちらかを外部キーとして設定する。
誤り。多対多の関係を表現するには、新しい中間表を作成し、その中間表に両方の列aと列bを外部キーとして設定する必要があります。

エ: A表とB表の対応関係が多対多の場合，列aをB表に，列bをA表にそれぞれ追加して外部キーとする。
誤り。多対多の関係を直接表現することはできません。中間表を使用する必要があります。