平成26年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問20
【問題20】
ディザスタリカバリを計画する際の検討項目の一つである RPO(Recovery Point Objective)はどれか。
業務の継続性を維持するために必要な人員計画と交代要員の要求スキルを示す指標
業務を代替する遠隔地のシステム環境と,通常稼働しているシステム環境との設備投資の比率を示す指標
災害発生時からシステムを再稼働するまでの時間を示す指標
システムが再稼働したときに,データが災害発生前のどの時点の状態まで復旧されなければならないかを示す指標
【解説】
ア: 業務の継続性を維持するために必要な人員計画と交代要員の要求スキルを示す指標
誤り。これは業務継続計画(BCP)の一部に関する指標であり、RPOとは無関係です。
イ: 業務を代替する遠隔地のシステム環境と,通常稼働しているシステム環境との設備投資の比率を示す指標
誤り。これはシステム投資や運用コストに関する評価であり、RPOではありません。
ウ: 災害発生時からシステムを再稼働するまでの時間を示す指標
誤り。これは RTO(Recovery Time Objective)の説明であり、RPOとは異なります。
エ: システムが再稼働したときに,データが災害発生前のどの時点の状態まで復旧されなければならないかを示す指標
正しい。RPO(Recovery Point Objective)は、災害発生後にデータをどの時点まで復元する必要があるかを示す目標値です。
【答え】
エ: システムが再稼働したときに,データが災害発生前のどの時点の状態まで復旧されなければならないかを示す指標
出典:平成26年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問20