平成25年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問2
2025年6月30日
【問題2】
関数従属に関する記述のうち,適切なものはどれか。ここで,A,B,C はある関係の属性の集合とする。
BがAに関数従属し,CがAに関数従属すれば,CはBに関数従属する。
BがAの部分集合であり,CがAに関数従属すれば,CはBに関数従属する。
BがAの部分集合であれば,AはBに関数従属する。
BとCの和集合がAに関数従属すれば,BとCはそれぞれがAに関数従属する。
【解説】
ア: BがAに関数従属し,CがAに関数従属すれば,CはBに関数従属する。
誤り。この条件ではCがBに関数従属するとは限りません。関数従属の性質は推移的でない場合もあります。
イ: BがAの部分集合であり,CがAに関数従属すれば,CはBに関数従属する。
誤り。部分集合の条件だけでは、関数従属の対象が制限されるとは限りません。
ウ: BがAの部分集合であれば,AはBに関数従属する。
誤り。部分集合の関係がある場合でも、AがBに関数従属するとは限りません。
エ: BとCの和集合がAに関数従属すれば,BとCはそれぞれがAに関数従属する。
正しい。B∪CがAに関数従属する場合、BがAに関数従属し、CもAに関数従属することが保証されます。
【答え】
エ: BとCの和集合がAに関数従属すれば,BとCはそれぞれがAに関数従属する。
出典:平成25年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問2