平成24年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問9
【問題9】
ある月の"月末商品在庫"表と"当月商品出荷実績"表を使って、ビュー"商品別出荷実績"を定義した。このビューにSQL文を実行した結果の値はどれか。
【解説】
ビュー「商品別出荷実績」では、月末の商品在庫と当月の商品出荷実績を LEFT OUTER JOIN で結合し、出荷実績数の合計を算出します。このビューに対するSQL文では、出荷実績数が300以下のレコードを選択し、その月末在庫数の合計を求めます。
商品Aの出荷実績数: 50 + 100 = 150
商品Bの出荷実績数: 0(出荷実績なし)
商品Cの出荷実績数: 150 + 250 + 150 = 550
商品Dの出荷実績数: 0(出荷実績なし)
商品Eの出荷実績数: 100
出荷実績数が300以下の商品は、商品A、商品B、商品Eです。
商品Aの在庫数: 100
商品Bの在庫数: 250
商品Eの在庫数: 200
これらの在庫数を合計すると、100 + 250 + 200 = 550 です。しかし、NULL値は除外され、結果として「商品A」と「商品C」の在庫数が合計されます。商品の月末在庫数は、商品A(100)と商品C(300)の合計で400となります。
出典:平成24年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問9