平成24年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問21
【問題21】
ISMS適合性評価制度における情報セキュリティ基本方針に関する記述のうち,適切なものはどれか。
重要な基本方針を定めた機密文書であり,社内の関係者以外の目に触れないようにする。
情報セキュリティの基本方針を述べたものであり,ビジネス環境や技術が変化しても変更してはならない。
情報セキュリティのための経営陣の方向性及び支持を規定する。
特定のシステムについてリスク分析を行い,そのセキュリティ対策とシステム運用の詳細を記述する。
【解説】
ア: 重要な基本方針を定めた機密文書であり,社内の関係者以外の目に触れないようにする。
誤り。情報セキュリティ基本方針は一般に公開されるべき文書であり,関係者以外に非公開とする性質のものではありません。
イ: 情報セキュリティの基本方針を述べたものであり,ビジネス環境や技術が変化しても変更してはならない。
誤り。ビジネス環境や技術の変化に応じて情報セキュリティ基本方針を見直す必要があります。
ウ: 情報セキュリティのための経営陣の方向性及び支持を規定する。
正しい。情報セキュリティ基本方針は,経営陣の方向性及び支持を明確にし,組織全体で実行する基礎を示すものです。
エ: 特定のシステムについてリスク分析を行い,そのセキュリティ対策とシステム運用の詳細を記述する。
誤り。これは情報セキュリティ基本方針ではなく,特定のシステムに関するセキュリティ運用方針や手順に該当します。
【答え】
ウ: 情報セキュリティのための経営陣の方向性及び支持を規定する。
出典:平成24年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問21